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投資本を読む順番は、先に目的を1つ決めて、その目的の1冊目から始めると迷いません。
結論として、迷ったときの1冊目は『全面改訂 第3版 ほったらかし投資術』が合うと編集部は見ています。
この記事は、初めて投資の本を選ぶ初心者に向けて、手もとの14冊を目的別に並べたものです。
選ぶ軸は「目的」「出版年」「分量」の3つで、本の主張の一部は公開データで確かめました。
| 書名 | 目的と順番 | 向く人 | 学べること | 出版年 | 分量(万字) | 読みおえるまで(時間) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ほったらかし投資術 | インデックス① | なにを買うか迷う人 | 全世界株1本で持つやり方 | 2022年 | 9.6 | 3.2 |
| 投資の大原則 | インデックス② | わけから知りたい人 | 分散とリバランスのわけ | 2018年 | 7.1 | 2.4 |
| 敗者のゲーム | インデックス③ | 相場で売りたくなる人 | 持ちつづけるわけ | 2022年 | 12.9 | 4.3 |
| JUST KEEP BUYING | インデックス④ | いつ買うか迷う人 | 一括か積立か | 2023年 | 15.9 | 5.3 |
| FIREの本 | インデックス⑤ | 取り崩し方を考える人 | 4%ルールと現金の持ち方 | 2020年 | 15.0 | 5.0 |
| 配当太郎の本 | 配当① | 新NISAで配当を増やしたい人 | 増配で配当を増やす考え方 | 2024年 | 8.2 | 2.7 |
| 「増配」株投資 | 配当② | 増配株を自分で探したい人 | 増配しやすい会社の見分け方 | 2025年 | 18.8 | 6.3 |
| マンガの株入門 | 個別株① | 株を買ったことがない人 | 口座・注文・チャートの基本 | 2017年 | 5.6 | 1.9 |
| わが投資術 | 個別株② | 割安な日本株を探したい人 | 会社の現金で割安さを測る | 2024年 | 18.2 | 6.1 |
| バフェットとソロス | 個別株③ | 達人の考え方を知りたい人 | 2人に共通する習慣 | 2005年 | 22.0 | 7.3 |
| ちょる子の本 | 個別株④ | 急落のときの判断を学びたい人 | 大型株の逆張りのルール | 2026年 | 12.8 | 4.3 |
| cisの本 | 個別株⑤ | 値動きで売買したい人 | 上がる株についていく考え方 | 2018年 | 7.9 | 2.6 |
| デイトレードの発想術 | 短期売買① | デイトレードを学ぶと決めた人 | 損とのつきあい方 | 2002年 | 17.7 | 5.9 |
| 50代のデイトレ入門 | 短期売買② | 手順を詳しく知りたい人 | チャートの設定から注文まで | 2024年 | 5.9 | 2.0 |
迷ったらこの1冊から:『全面改訂 第3版 ほったらかし投資術』(Kindle版、Amazon)
投資本の読む順番は、目的を決めてから1冊目を選ぶ
投資の本は、目的が違うと正反対のことを教える場合があります。
インデックス投資の本は会社を選ばないやり方を、個別株の本は選ぶやり方を説く本です。
そこで目的を1つに絞り、その目的の本だけを順に読むのが近道です。
本ごとの検証の詳しい数字は、それぞれの検証記事にまとめました。
4つの目的と、それぞれの読む順番
手もとの14冊を、目的ごとに次の順で読むよう並べています。
- インデックス投資:ほったらかし投資術 → 投資の大原則 → 敗者のゲーム → JUST KEEP BUYING → FIREの本
- 配当・増配:配当太郎の本 → 「増配」株投資
- 日本株の個別株:マンガの株入門 → わが投資術 → バフェットとソロス → ちょる子の本 → cisの本
- 短期売買:デイトレードの発想術 → 50代のデイトレ入門(目的が決まってから)
目的が決まらないうちは、インデックス投資の1冊目から読むと、ほかの本ともくらべやすくなります。
1冊を読む手順と、読みおえたかの確認点
前提として、読む前に「この本でなにを決めたいか」を1行で書いておくと迷いません。
- 表で目的と読む時間を確かめ、1週間の予定に入れる
- 本の主張が書かれた章を先に読み、主張を1行で書きだす
- この記事の判定の一覧と見くらべ、データでどうだったかを確かめる
- 最初に書いた1行に答えられたら、次の本へ進む
答えられないときは、同じ目的の短い本に戻ると、つまずいた所がわかりやすくなります。
読む時間の目安は1冊およそ2〜7時間
分量は、当方で電子版の本文の文字数を数えて、1分500字として読む時間に直しました。
いちばん短いのはマンガの株入門で、約1.9時間です。
いちばん長いのは『バフェットとソロス 勝利の投資学』で、約7.3時間かかります。
目的ごとの合計は、インデックス投資が約20時間、個別株が約22時間です。
配当の2冊は約9時間、デイトレードの2冊は約8時間で読みおえる見込みでした。
新NISAより前に出た本は、制度の数字だけ読みかえる
新NISAは2024年1月に始まった制度で、14冊のうち9冊はそれより前に出ています。
今の制度の要点は、次の4つです。
- 1年に入れられる額:つみたて投資枠120万円と成長投資枠240万円で、あわせて360万円
- 非課税で持てる額の上限:1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)
- 非課税で持てる期間:無期限
- 口座を開ける期間:恒久化(期限なし)
出典:金融庁 NISA特設ウェブサイト「NISAを知る」(2026年10月28日確認)
ほったらかし投資術(2022年)にある「新NISA」は、当時予定されていた2階建ての案でした。
今の制度とは枠の大きさが違うので、その部分は上の数字で読みかえてください。
マンガの株入門(2017年)のNISAの説明も、年120万円の枠だった旧制度のものです。
インデックス投資はほったらかし投資術から5冊
つみたてて持ちつづけるやり方は、日本の制度で書かれた本から入り、理屈と出口の本へ進みます。
①『全面改訂 第3版 ほったらかし投資術』:なにを買い、いくら入れるか
本では、リスクをとる資産は全世界株のインデックス・ファンド1本でよい、という立場です。
新NISAやiDeCoでなにを買うか迷う人に向き、個別株で市場より増やしたい人には向きません。
当方で確かめると、信託報酬(毎年かかる手数料)が年0.1144%か1.323%かで、30年の積立に545万円の差が出ました。
期間は1996〜2026年、毎月1万円の円建てで、判定は「支持」です。
→ 詳しくはこちら:オルカンかS&P500か|円建て36年のデータで検証した結果
②『投資の大原則[第2版]』:分散と積立の「なぜ」がわかる
貯蓄から始め、インデックス・ファンドで分散し、毎年比率を戻すまでを短くまとめた本です。
投資の基本を1冊でおさえたい人に向き、分散でいちばん高い成績を期待する人には向きません。
当方で確かめると、2000〜2009年の「失われた10年」に分散して毎年比率を戻すと、資産は1.77倍になりました。
同じ10年の米国株だけは0.96倍でしたが、その後の2010〜2023年は米国株だけのほうが増えています。
③『敗者のゲーム[原著第8版]』:相場を読まずに持ちつづけるわけ
プロの運用でも市場に勝ちにくい理由と、だから低コストのインデックスを持ちつづける、という結論を学べます。
原著の初版は1985年で、相場が荒れると売りたくなる人に向く1冊です。
当方の計算では、米国株の1984〜2019年に最も上がった10日を逃すと、年率は11.09%から8.94%に下がりました。
本の数字(11.4%から9.2%)とほぼ同じで、判定は「支持」です。
④『JUST KEEP BUYING』:一括か積立か、いつ買うか
ニック・マジューリさんが、貯金のしかたから、まとまったお金の入れ方までを米国のデータで説明します。
安くなるのを待って買えずにいる人に向き、値下がりへの不安が強い人には合いにくい本です。
当方で確かめると、米国株で一括と12か月分割をくらべると、一括が勝ったのは73.4%でした(1926〜2026年)。
日本株に1990年から毎月つみたてた場合も報われましたが、元本割れを抜けるまで約22年半かかっています。
→ 詳しくはこちら:一括投資か積立か|『JUST KEEP BUYING』を100年で検証
⑤FIREの本:貯めたお金を取り崩す側の本
クリスティー・シェンさんとブライス・リャンさんの2020年の本で、早く仕事をやめる貯め方と「4%ルール」を学べます。
投資を始めたばかりの人より、取り崩し方を考え始めた人が最後に読む位置にある本です。
当方の計算(株75%・債券25%、毎年4%ずつ使う)で、資産がもった割合は次のとおりです。
- 米国・30年:97.1%(1871〜1993年の毎月の始点、1,473通り)
- 米国・50年:87.8%(約8回に1回は途中で尽きた)
- 日本株だけ・30年:57.9%(1974〜1996年の始点)
→ 詳しくはこちら:4%ルールは95%もつのか|米国150年分のデータで検証した結果
インデックス投資の1冊目は、日本の制度に沿って書かれた本から読むのが近道です。
→ 5冊の詳しい比較:インデックス投資の本おすすめ|主張を公開データで確かめて選ぶ
インデックス投資を始める人はこちら:『全面改訂 第3版 ほったらかし投資術』(Kindle版、Amazon)
配当・増配は配当太郎の本からヘムの本へ
配当を受け取りながら持つやり方は、新NISAを前提にした短い本から入り、詳しい本へ進みます。
①『新NISAで始める!年間240万円の配当金が入ってくる究極の株式投資』:新NISAで配当を育てる
配当太郎さんの2024年5月の本で、新NISAの枠で配当株を持つ考え方を学べます。
増配で受け取る配当が年々増えていく、という見方が中心です。
当方で確かめると、1株益(1株あたりの利益)が増えた会社の76.6%が増配し、減った会社は47.8%でした。
本が増配の条件とする「利益の伸び」は、データでもそのとおりです。
- PBR(株価が1株あたりの純資産の何倍か)1倍未満の会社:増配60.9%
- PBR1倍以上の会社:増配67.1%
このため「PBR1倍割れの会社は還元がふえる」の判定は「支持されなかった」です(2024〜2026年の決算)。
配当株の1冊目を読むならこちら:『新NISAで始める!年間240万円の配当金が入ってくる究極の株式投資』(Kindle版、Amazon)
②ヘム『「増配」株投資』:増配しそうな会社を自分で探す
利益の伸びや配当性向(利益のうち配当にまわす割合)から、増配しやすい会社をみわける考え方を学べます。
約18.8万字と長めで、多くの銘柄を自分で調べる手間をかけられる人に向く本です。
当方の計算では、次期の増配を予想した1,263件が、1年後に全銘柄の中央値を5.5ポイント上回りました。
ただし同じ期間の日本株全体(TOPIX連動ETF)は平均+39.3%で、これに勝ったのは31.4%でした(2024〜2025年の発表)。
→ 詳しくはこちら:増配株は報われるか|1,263社を1年持って検証した結果
高配当と増配、データで見た2冊の違い
2冊とも配当の本ですが、利回りの高さより増配を重く見る点がヘムの本の特徴です。
当方で配当利回りを5段階にわけると、いちばん高い段階だけ減配が多く出ました。
| 配当利回りの段階 | 社数 | 増配した | 減配した |
|---|---|---|---|
| 低い(1.79%未満) | 574 | 64.5% | 7.7% |
| 中ほど(2.71〜3.60%) | 574 | 66.6% | 8.7% |
| 高い(約4.7%以上) | 574 | 53.0% | 27.2% |
いっぽう、日本の高配当株の51年(1975〜2025年)は年10.5%で、市場全体の7.0%を上回りました。
高配当株にも長い目では強みがあり、2冊を順に読むと両方の見方がそろいます。
→ 2冊の詳しい比較:高配当株の本おすすめ|配当太郎とヘムの増配株投資をデータで比較
→ 関連:高配当株ポートフォリオ21銘柄|1,900万円で月4.8万円の配当を作る構成
日本株の個別株はマンガの入門書から5冊
仕組み→割安さの物差し→達人の心構え→売買のルールの順に読むと、自分で会社を選ぶやり方がつながります。
①マンガの株入門:口座・注文・チャートの基本
安恒理さんのマンガの入門書(新星出版社、2017年5月)は、口座の開き方から注文までを話の流れで追える本です。
約5.6万字と14冊でいちばん短く、株を一度も買ったことがない人に向いています。
入門の本なので、当方のデータ検証の対象にはしていません。
→ この本のレビュー:『マンガでわかる最強の株入門』レビュー|2017年の本の注意点
個別株の1冊目を読むならこちら:マンガの株入門のKindle版(Amazon)
②『わが投資術 市場は誰に微笑むか』:会社の現金で割安さを測る
25年間ヘッジファンドを運用した清原達郎さんが、割安な小型株の見つけ方と失敗の経験を書いた本です。
決算書の数字から割安さを計算したい人に向き、短期で結果がほしい人には向きません。
当方で確かめると、本の物差しで「会社をまるごと買えるほど割安」な会社は250社あり、大型株は0社でした(2026年7月時点)。
36年の長期データでは「割安」は報われたいっぽう、「小型」の上乗せは見えず、判定は「一部支持」です。
→ 詳しくはこちら:わが投資術の割安小型株は有利か|36年のデータで検証した結果
③『バフェットとソロス 勝利の投資学』:2人に共通する心構え
2人の達人に共通する23の習慣を、心構えの形でまとめた2005年の本です。
個別株を選ぶ前に、損を避ける考え方や売る時期の決め方を知りたい人に向きます。
当方の計算では、バークシャー・ハサウェイの1965〜2024年の年率は19.95%で、S&P500の10.43%を上回りました。
いっぽう、10%下げたら売るルールを日本株の2年分に当てはめると、平均は+1.84%で持ちつづけた+20.38%にとどきません。
④『ママ投資家が育休中に1億貯めた株式投資』:急落した大型株を買う
会社員として働きながら投資をつづけるちょる子さんが、大型株の逆張りのルールと体験談を書いた本です。
PART Ⅱは育休中のデイトレードと信用取引の話で、短期売買の本への橋わたしにもなります。
当方で確かめると、大型株が1日で2.5%以上下げた日に買うと、20営業日後に同じ規模の株の平均を0.67ポイント上回りました。
ただし上回った回は47.9%と半分にとどかず、判定は「一部支持」です(2024〜2026年)。
→ 詳しくはこちら:急落した大型株を買うと戻るか|13万回の急落データで検証した結果
⑤cis『一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学』:値動きについていく
個人のトレーダーとして知られる著者が、上がる株についていく考え方や損切りの大切さを語る本です。
本の教えをルールにして確かめると、1年の高値を更新した日に買った株は、60日後に平均+6.29%でした。
同じ日数の全銘柄の平均は+3.16%で、この2年(2024〜2026年)については「支持」です。
いっぽう、本の「割安株はもっと安くなる」は、日本株の長期データでは逆の結果が出ています。
1975年からの年率は、割安株が12.59%、割高株が3.01%でした。
→ 5冊の詳しい比較:株の本おすすめ中級者向け|日本株の個別株の本をデータで比べる
短期売買の2冊は、目的が決まってから読む
デイトレードの本は、ほかの本とは前提が違うので、学ぶ目的が決まってから読む位置におきました。
2冊ともデータでの検証はしていないので、本文で確かめた内容と出版年・分量だけを書きます。
①『デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術』:損と規律の本
オリバー・ベレスさんとグレッグ・カプラさんが、デイトレードの心構えと規律を中心に書いた2002年の本です。
本では、売買の成否の大半は心理で決まるという立場をとり、第5章でありがちな失敗を7つにまとめています。
例は米国株が中心なので、日本株の具体的な売買の手順を知りたい人には向きません。
それでも手順の本より先に読むと、損をどう受け取めるかの準備になると編集部は見ています。
→ この本のレビュー:オリバー・ベレス『デイトレード』レビュー|手法より心構えを学ぶ本
短期売買を学ぶと決めた人はこちら:『デイトレード マーケットで勝ち続けるための発想術』(Kindle版、Amazon)
②『50代でも間に合う!株デイトレード入門』:手順を詳しく追う本
紫垣英昭さんの2024年8月の本で、チャートの設定から売買のタイミング、損切りの注文まで手順を追える本です。
本では第1章で、50代以上には新NISAよりデイトレードが合うという立場をとっています。
また信用取引をつかう前提で、手もとの資金の約3倍まで売買できる仕組みを説明しています。
信用取引は損失が元手を超えることがあるので、その仕組みを理解してから読むのが前提です。
→ この本のレビュー:『50代でも間に合う!株デイトレード入門』レビュー|向く人と注意点
短期売買の本を読む前に、データで確かめたいこと
当方のほかの検証では、日本株の短い値動きについて次の結果が出ました(2024〜2026年)。
- その日いちばん上がった1割の株は、翌日に平均−0.043%と逆に動いた
- 大型株の急落後、反転を待ってから買ったほうがよかったのは38.5%
- 10%下げたら売るルールは、持ちつづけるより平均で18.54ポイント低かった
どれも小さな差の積み重ねなので、手数料や金利を引くと結果が変わる点に注意がいります。
11冊の主張を公開データで確かめた結果
14冊のうち11冊は、本の主張を当方で公開データに当てはめ、計算しなおしています。
判定が「支持」の主張は、その本を読む価値の根拠の1つです。
判定の一覧
| 本 | 確かめた主張(言い換え) | 判定 | データの期間 |
|---|---|---|---|
| ほったらかし投資術 | 手数料はたしかなマイナス | 支持 | 1996〜2026年 |
| ほったらかし投資術 | 全世界株1本でよい | 一部支持 | 1990〜2026年 |
| 投資の大原則 | 失われた10年でも分散はきく | 支持(その10年) | 2000〜2009年 |
| 敗者のゲーム | いちばん上がった10日を逃すと年率が下がる | 支持 | 1984〜2019年 |
| JUST KEEP BUYING | 一括は分割より勝ちやすい | 支持 | 1926〜2026年 |
| FIREの本 | 4%ずつ使っても30年もつ | 支持 | 1871〜1993年の始点 |
| 配当太郎の本 | PBR1倍割れは還元がふえる | 支持されなかった | 2024〜2026年 |
| 「増配」株投資 | 増配株はやがて報われる | 一部支持 | 2024〜2026年 |
| わが投資術 | 割安な小型株は有利 | 一部支持 | 1990〜2026年 |
| バフェットとソロス | 10%下げたら売る | 支持されなかった | 2024〜2026年 |
| ちょる子の本 | 急落した大型株は戻りやすい | 一部支持 | 2024〜2026年 |
| cisの本 | 高値を更新した株を買う | 支持(この2年) | 2024〜2026年 |
出典:French Data Library/Shiller/J-Quants/日本銀行/Berkshire Hathaway(2026年10月26日確認)
検証の限界
- 計算はすべて過去のデータで、これからの結果を約束するものではありません
- 日本の個別株の検証は2024年7月からの2年分で、株が上がった時期です
- 多くの計算で手数料・税金を含めていません
- 米国のデータが多く、日本の読者にそのまま当てはまるとは言えません
- 著者の運用成績そのものは検証していません
判定が「一部支持」の本も、どの条件で合わなかったかを知ると、読むときの注意点に使えます。
この本が向かない人と、そのときの代わり
本が合わなかったときは、目的を変えずに、同じ目的のべつの本へ移るのが近道です。
合わなかったときの代わりの本
| 合わなかった本 | 合わなかった理由 | 代わりに読む本 |
|---|---|---|
| ほったらかし投資術 | 理由をもっと知りたい | 投資の大原則 |
| 敗者のゲーム | 長くて読みきれない | 投資の大原則 |
| JUST KEEP BUYING | 米国の話が多い | ほったらかし投資術 |
| 「増配」株投資 | 分量が多い | 配当太郎の本 |
| わが投資術 | 決算書がまだ読めない | マンガの株入門 |
| バフェットとソロス | 具体的なルールがほしい | ちょる子の本 |
| 50代のデイトレ入門 | 信用取引のリスクをとれない | インデックス投資の本 |
時間をかけたくない人は、短い本から
14冊のうち8万字未満は、投資の大原則・cisの本・マンガの株入門・50代のデイトレ入門の4冊でした。
約15万字を超える本は、本の主張が書かれた章から先に読むと負担が減ります。
「本のとおりにすれば増える」と期待する人は注意
判定が「支持」の主張も過去のデータで、同じ結果がこれからもつづくとは言いきれません。
たとえば達人の教えをルールにしても、2年のデータでは持ちつづけた人の成績を下回りました。
本は考え方の材料として読み、売買の判断は自分の資金と期間で決めるのが前提です。
→ 関連:15年で5,187万円貯めてもFIREは無理だった|月10万円積立シミュレーションの結果
まとめ|次にやること
- 先に目的を1つ決め、その目的の1冊目から読む
- 迷ったら、インデックス投資のほったらかし投資術から
- 新NISAより前の本は、制度の数字だけ金融庁のページで読みかえる
- 短期売買の2冊は、目的が決まり、信用取引のリスクを理解してから
次にやることは3つです。
- 4つの目的から、今の自分に近いものを1つ選ぶ
- その目的の1冊目を読み、表の読む時間を目安に予定を立てる
- 読みおえたら、同じ本の検証記事で主張がデータでどうだったかを見る
迷ったときの1冊目はこちら:『全面改訂 第3版 ほったらかし投資術』(Kindle版、Amazon)
- → 関連:新NISA1800万円は何年で埋まるか|月10万で15年、月5万で30年
- → 関連:老後の資産形成はS&P500一本でいい|6,500万円を定率3%で取り崩す方法
- → 関連:高配当株ポートフォリオ21銘柄|1,900万円で月4.8万円の配当を作る構成
この記事は書籍の紹介と、その主張を公開データで確かめた結果で、特定の銘柄や商品の売買をすすめるものではありません。
投資の判断はご自身の責任でお願いします。
数値は2026年10月までの当方の計算で、データの期間と確認日は本文の各表に書いたとおりです。
